中根さんが,ご自身が研究代表者となった科研で,全体委員を含むメンバーと共同研究をした際の顛末をブログに書いています.以下簡単に要約します(不正確かもしれませんが).細部は直接ご確認ください.michiyo-nakane.cocolog-nifty.com/blog/ (1月6-8日) #科学史学会選挙
全体委員の一部は...分担した調査をやってこない.連絡のメールを読まずに会合で話が違うと怒鳴る.メールで連絡したというと平然と読んでないと言う.旅費の支給規定を無視して勝手にチケットをとったため,代表者が始末書をとられる.
さらに,成果をweb上でまとめようとすると,エクセルを使おうとしないので研究代表者に負担がかかる.しかも他の人が,あの人はエクセルが使えないので,それにあわせてやり方を変えるべきだという.
こういう人も見捨てずに「お友達」「互助会」をやっているのだから,全体委員会の中心メンバーは大した結束力です.
しかし驚くのはこの先です.一部の(全体委員の)分担者・協力者の成果ががあまりに乏しく,論文として発表が難しいと分かったら,科学史学会の和文誌編集委員会に交渉して特集を組ませて全部まとめて載せようと提案する.
それを言い出した人はもちろん科学史学会の全体委員で,和文誌編集委員会には親しい人もいるから何とかなると言う.これが事実としたら非常に大きな問題です.総会で調査委員会の立ち上げを要求してもいいくらい.
本人の主観では学会のために尽力しているのでしょうが,他の会員から見れば,学会や学会誌の私物化に見えます.この科研に参加していた非会員の方々は,全体委員の振る舞いを見て,科学史学会にはかかわりたくないと言ったとのこと.全体委員が学会を細らせているわけです.
科学史学会のこの状況はどうやったら変えられるでしょうか.私が会長に当選したとしても,会長には特別な権限はなく,一人でできることには限りがありますから,一気に何かが変わるというわけにはいきません.
それでは全体委員の一定の割合を占めることを目指して,集団で立候補すればいいのでしょうか.しかしこれは派閥争いへの第一歩です.数年前にそのようなことを試みた人々がいて,結局,集団で退会したことがありました.科学史通信のバックナンバーから集団退会が確認できます.
この人たちが「勝利」していたら...率直に言って,科学史学会は今より悪かったかもしれません.私としては,繰り返しになりますが,小さな研究会,後援会を企画して,その場の懇談で会員の意見を聞くことから始めて,もっと多様な人から学会運営への意欲を引き出せればと思います.
要するに徒党を組むのは私の趣味ではありません.まっぴらごめんです.
私が会長になれば全体委員会の司会をするわけですから,少なくとも,古株の全体委員が,新たに全体委員になった人の提案を頭ごなしに否定することのないよう,議論を尽くす会議運営を心がけることはできます.(こういう目に遭って一期だけで全体委員を辞めた人もいるようです)
もちろん,こういう提案をする私に対しては,学会を支えているという自己認識の全体委員から強い抵抗があるでしょう.水面下で私に対するネガティヴキャンペーンも始まっているかもしれません.
私の問題提起は単純です:中根さんがブログで指摘しているような,michiyo-nakane.cocolog-nifty.com/blog/ そういう人たちに科学史学会を任せ続けますか? それより皆でやりましょうよ.#科学史学会選挙
5つ前のツイートの「後援会」はもちろん「講演会」の誤変換です。